はじめる、あなたの資産つくり
投資は生涯学習
投資には知識が必要
投資は貯蓄とは違い、自分自身で投資対象や売買のタイミングを判断する必要があります。投資をするときに、経済動向・景気動向・企業業績・政治・政策・為替動向等の知識があれば、より深い考えに基づいた投資となります。十分な情報収集を行い、知識を身に付けたうえで、投資を行うことが重要です。
投資の知識は役に立つ
投資に関して必要な知識は、経済そのものの知識だけではありません。投資を行うことで、政治や経済等の動向に関する情報を意識するようになり、自身の教養を高めることにもなります。世の中の仕組みやお金の流れが分かることは、人生を豊かにすることにもつながります。
運用ノウハウを身に付けてお金の準備を
投資には知識の他に経験も必要です。金融商品の値動きは、企業業績や経済動向などといった理論的な背景のある要因と、買い手と売り手の需要と供給といった目先の要因等があります。投資をはじめたばかりの頃は、短期的な値動きに一喜一憂することもあるでしょう。 投資の経験を積むことによって、目先の要因にとらわれることなく、中長期的な要因を考えて投資判断を行うことができるようになります。自分にあった運用ノウハウを身に付けてお金の準備に活用しましょう。
将来、資産運用が必要になる
人生においては、相続や退職金等で、まとまったお金を手にすることがあります。こうしたお金を手にしてからお金の運用を考えても、上手な投資はできません。また、あなたが所属する会社が確定拠出年金を確定拠出年金を導入している場合、年金に関しても一部自己責任での運用が必要となります。そのときにあわてず自分のライフプランに合った資産運用を行うためにも、将来に備えて、若い時期から少しずつ投資の勉強をすることが必要です。相続資金や退職金といったまとまったお金をいきなり運用することにならないよう、少しのお金から投資を始めて資産運用のノウハウを身に付けておくことが大切です。
資産運用をはじめてからでも
お金を運用するにあたり、学ぶことに遅すぎることはありません。投資が自己責任である以上、運用する前にどのくらいのリスクが許容でき、期待できる収益はどれくらいか理解したうえで始めましょう。自分の投資プランを明確にしておけば、アドバイスを受ける際にも有益です。
また、運用を開始して、当初の想定通りにならなかった時こそ継続学習の必要があります。うまくいかないときは、何かを理由にしたくなります。投資信託であれば、運用成績が良くない、この商品は悪いものなのかと性急に決めつける前に、自分の運用目的に合致した商品が選択されているかどうか確認しましょう。また、投資信託の運用目的通りに運用されているか、投資先の資産価格の今後の見通しはどうか、冷静にこれらの情報を得ることで、保有し続けるかどうかの判断を行いましょう。 個別株式であれば、その企業そのものの要因で下げているのか、市場全体の要因で下げているのかなどを知ることが重要です。個別企業そのものの業績が悪くないのに、市場全体の要因で売られている場合はあわてて売却するよりも保有し続けた方が良いと判断できることもあるでしょう。投資も学習も継続してこそ、有益な経験値が蓄積されます。