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住宅ローンを見直してみよう
住宅ローンの借り換えとは
住宅ローンの見直しをする場合、最初に検討したいのが借り換えです。借り換えとは、現在の住宅ローンの残高分を他の金融機関の住宅ローンで借り入れして完済し、以降は借り換えた金融機関に返済をしていく方法です。
毎月の返済額を減らすことができれば、その分支出が減り、貯蓄や投資に回すお金を増やすことができます。毎月の返済額を減らすには、現在の住宅ローンよりも金利が低いものに借り換えを行います。借り入れ当初よりも金利が下がっていれば、借り換えを検討しても良いのではないでしょうか。
借り換えの効果
住宅ローンの借入金利を下げることができると、どのくらいの効果があるでしょうか?住宅ローンの残高や残りの返済期間によっても異なります。例えば下図のように残高2,000万円、残りの返済期間が25年の場合、金利が1%下がると毎月1万円近く返済額を引き下げることができます。ただし、住宅ローンの借り換えには諸費用がかかります。諸費用も含めた、総返済額が、現在の住宅ローンの総返済額より少なければ、借り換えの効果があると考えられます。
金利差による返済額の違い(例)
現在の残高 2,000万円
残り期間 25年
現在の金利 3%
ボーナス返済なし、元利均等返済の場合
借り換えした場合の諸費用 55万円とする
左右スクロールで表全体を閲覧できます
現在のまま (金利3%) |
金利2%の住宅ローンに借り換えた場合 | 金利1%の住宅ローンに借り換えた場合 | |
---|---|---|---|
毎月返済額 | 94,842円 | 84,770円 (-10,072円) |
75,374円 (-19,468円) |
今後の総返済額 | 約2,845万円 | 約2,543万円 (約-302万円) |
約2,261万円 (約-584万円) |
諸費用を含めた効果 | 約-247万円 | 約-529万円 |
- ※カッコ内は現在のままの場合との差額
金利タイプは必ず確認しましょう
現在の住宅ローンよりも金利が低いものが見つかった場合でも、変動金利型のように将来金利が変動するタイプのものは注意が必要です。特に、現在の住宅ローンがずっと金利が変わらない固定金利型である場合には、変動するタイプに借り換えをすると、将来金利が上昇して借り換えが逆効果になる可能性もあります。