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分散投資のススメ

金融商品とうまく付き合うためには、リスクをコントロールすることが大切です。そのテクニックの一つが「分散投資」です。分散投資には、いくつかの方法があります。

分散投資とは

「分散投資」とは、投資先を一つに限定せず、複数の投資先に投資することをいいます。一つの資産に集中投資をしてしまうと、その資産の値動きだけで運用資産全体が左右されてしまうことになります。投資をする際は、「長期投資」と合わせて、投資先や投資するタイミングを分散する「分散投資」を心掛けることが大切です。

分散投資とは

分散投資のテクニックその1 投資対象の分散

資産の分散や銘柄の分散で、リスクを分散する方法です。

上手に分散投資をするには、同じような特性を持つ資産のグループを知っておくと良いでしょう。それには大きく分けて「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品(金、原油など)」があります。「外国株式」「外国債券」については、投資対象国が先進国か新興国かによっても、大きく特性が異なります。

資産のグループ 金融商品
現預金 普通預金、定期預金など
国内株式 国内株式、国内株式を中心に投資・運用する株式投資信託
国内債券 国債・地方債・社債など、国内債券を中心に投資・運用する投資信託・公社債投信 等
外国株式 外国株式、外国株式を中心に投資・運用する株式投資信託
外国債券 外国の国債や社債など外国債券を中心に投資・運用する投資信託・外貨建のMMF 等
不動産 現物不動産、不動産投資証券(REIT)、REIT(国内・外国)を中心に投資・運用する投資信託 等
その他 商品(金、原油など)・商品ファンド等

上手に分散投資をするには、同じような値動きをする同じグループ内の金融商品で分散するのではなく、異なる値動きの傾向がある別のグループの金融商品を組み合わせます。

資産の分散の一例

投資には、株式投資もあれば、債券投資もあります。株式と債券は、一般に異なる値動きをする傾向にあり、株式と債券の両方に分散して投資をすることで、お互いのマイナスをカバーし合うことができます。預貯金も組み入れれば、さらにリスクを低減することができます。

資産の分散

銘柄の分散の一例

一口に株式投資といっても、実に多くの企業が株式を発行していて、業種・業態もさまざまです。特定の業種に投資を集中すると、どの業種の株式も値動きの傾向が似てくるため、値下がりしたときの損失が膨らむ可能性があります。その点、値動きの異なる複数の業種の株式や債券を組み合わせて分散投資をすれば、リスクを分散することができます。

株式への分散の一例 図

分散投資のテクニックその2 国内外への地域分散

さまざまな国や地域の株式、債券、通貨へ分散投資することで、リスクを分散する方法です。

投資対象は国内だけではなく、世界に広がっています。日本の景気が良くないときでも、世界には景気の良い国もあります。為替相場の動きもさまざまで、為替相場の動向により、収益にプラスに働いたり、マイナスに働いたりします。さまざまな国・地域の株式、債券、通貨への分散投資によってリスクを分散することができます。

地域の分散

分散投資のテクニックその3 時間の分散

投資するタイミング(時間)を分散することで、高値で投資するリスクを低減する方法です。

投資では、安値で買って高値で売れば収益を上げることができます。ただし、株式や為替相場などの動きを確実には読めませんので、高値で買ってしまう場合もあります。一度にまとめて投資をして高値で買ってしまっては、投資収益を上げることが難しくなります。すべての場合に有効とはいえませんが、時間をあけて数回に分けて投資を行うことで、高値で投資するリスクを抑えることができます。

時間の分散

分散投資のための商品・サービス

分散投資をするなら以下の商品・サービスが適しています。多数の銘柄の株式や債券を自分で選んで買うよりも、少額で投資することができ、かつ、プロの力を借りることができます。

投資信託(バランス型ファンド)

運用の専門家が、株式や債券、不動産など複数の銘柄あるいは資産に分散投資し、その運用成果を投資家に分配する金融商品です。

「投資信託の概要」

「投資信託の買い方選び方」

投資信託 図

ファンドラップ

ファンドラップとは、お客さまの投資目的やリスク許容度に合わせて、異なるタイプの投資信託を組み合わせて運用する資産運用・管理サービスです。

ファンドラップとは

ファンドラップ 図
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