信用取引の活用ポイント –保有株の値下がりリスク回避–
株主優待や配当金目的に、長期保有している株の値下がりリスクをヘッジ
投資している銘柄について、長期保有目的のため、手放すつもりはないが、目先は軟調な相場展開が予想されるので、一時的な値下がりに備えたい場合もあるでしょう。このようなとき、信用取引で売っておき、予想通り値下がりした時点で買い戻せば、値下がりによる損失をカバーできる場合があります。株式自体は保有しているため、株主優待や配当金といった株主としての権利は享受できます。こうした取引を「つなぎ売り」といいます。
メリット | 長期保有している株の値下がりリスクをヘッジ |
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値下がりした保有株は、保証金として有効活用
思惑が外れて値下がりした株は、株価が値上がりするのを気長に待つのも良いですが、資産運用の効率が低下します。このようなとき、お持ちの株式を保証金として活用すれば、株式を保有したまま新たな信用取引が可能になります。
ただし、保証金に入れた代用有価証券(注)が値下がりすると、保証金の評価額が減りますので、注意が必要です。
- (注)代用有価証券とは、信用取引において担保として必要となる保証金を現金に代えてお持ちの現物株式を差し入れることをいいます。
信用取引の活用ポイント
ポイント1 |
最大約3.3倍まで取引ができますお取引店での信用取引(対面取引)は、保証金の最大約3.3倍の金額まで取引できます。オンライン信用取引は、保証金の最大約2.8倍の金額まで取引できます。 |
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ポイント2 |
下落相場を収益機会に信用取引なら、保有していない株式を売ることができるので、取引の幅が広がります。 |
ポイント3 |
保有株の値下がりリスク回避相場の下落局面では、保有株式を手放さずに信用売りをすることで、下落による損失をカバーできる場合があります。 |